最近よく聞く三井住友が発行するナンバーレス(NL)のカード。
通常の三井住友カード(NL)と三井住友カード ゴールド(NL)は何が違うの?そもそもナンバーレスって実際どうなの?と迷っていませんか?
実は三井住友カード ゴールド(NL)は、1度でも年間100万円を利用すれば翌年以降の年会費が永年無料になる、かなりお得なカードです。
私は2021年10月に三井住友のナンバーレスカードが出た当初から使用し、今は三井住友カード ゴールド(NL)を使用しています。
この記事では、三井住友カード ゴールド(NL)の対象店舗で最大18%還元にする方法やメリット・デメリット、申し込み方法などを教えます。
この記事を読めば、あなたが三井住友カード ゴールド(NL)を保有するするべきかどうか、また、お得な使い方がわかります。
結論としては、基本的に1度でも年間100万円を利用できる方は三井住友カード ゴールド(NL)、それができない方は通常の三井住友カード(NL)がおすすめです。
目次
1. 三井住友カード ゴールド(NL)はどういう人におすすめ?
通常の三井住友カード(NL)から三井住友カード ゴールド(NL)への切り替えは、下記の方に特におすすめです。
- 切り替えてから1年間で100万円利用を達成できる方
- SBI証券で積み立てを行っている方
私は、SBI証券でクレカ積み立てを行っているため、三井住友カード ゴールド(NL)へ切り替えました。
2. そもそもナンバーレスカード(NL)って何?
ナンバーレスカードとは、下記のようにカードにクレジットカード番号やセキュリティコードが印字されていないカードです。
カード情報をのぞき見されたり落としたりしても番号が流出する心配がなく安心して買い物ができる反面、自分で情報を見るためにはVpassというアプリが必要になります。
三井住友カード公式ページより
3. 三井住友カード ゴールド(NL)の特徴
三井住友カード ゴールド(NL)
年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料に!!
1度でも1年間で100万円利用すれば、翌年以降の年会費が永年無料になる。
年会費無料のゴールドカードへ早変わり。
また、100万円利用で、継続特典10,000ポイントもらえるため、実質還元率1.5%。
カードタイプ | ナンバーレス |
基本還元率 | 1.0% |
年会費 | 5,500円/年 *年100万円利用で翌年以降永年無料 |
対象年齢 | 20歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
たまるポイント | Vポイント |
対象店舗での還元率 | 最大7% |
特典 | 年間100万円以上利用で10,000ポイント獲得 |
旅行保険 | 国内外:最高2,000万円 |
利用限度額 | 最高200万円 |
SBI証券クレカ積み立て | 1.0%還元 |
4. 三井住友カード ゴールド(NL)のメリットとデメリット
メリット
三井住友カード ゴールド(NL)は、三井住友カード(NL)と同じく、対象のコンビニやファミレスなどで最大7%ポイント還元になります。
スマホのタッチ決済(Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスで利用)でないと、この還元を受けられないので注意してください。
セイコーマート*1・セブン-イレブン・ポプラ*2・ローソン*3・マクドナルド・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・夢庵・その他すかいらーくグループ飲食店*4・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェ・かっぱ寿司 など
*1:タイエー、ハマナスクラブ、ハセガワストアも対象です。
*2:生活彩家も対象です。
*3:ナチュラルローソン、ローソンストア100、ローソンスリーエフも対象です。
*4:ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんか ら亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象です。
また、家族ポイントで最大+5%、Vポイントアッププログラムで最大+6%、合わせて最大18%にすることができます。
*家族ポイントとは、家族で三井住友カードを持っている人ごとに、+1%されるサービスです。
ナンバーレスでなくとも利用できますが、対象の家族は2親等までになります。
また、家族カードは家族ポイントの対象外です。注意してください。
*Vポイントアッププログラムとは、下記サービスで加算されるポイントになります。
(Oliveについては別記事で説明いたします。)
- Oliveに契約した状態でVパスアプリへ月1回以上ログイン : +1%
- Oliveの選べる特典で「Vポイントアッププログラム」を選択 : +1%
- 住宅ローン契約 : +1%
- SBI証券でVポイントサービスに登録し、対象の取引を実施 : 最大+2%
- OliveとSMBCモビットに契約のうえ、Oliveの契約口座を支払い方法に登録して利用 : 最大+1%
①②はOliveを始めればすぐに達成できます。
③住宅ローンは、この+1%のためだけに契約するのはやめましょう。
あくまで+1%の方がついでです。
三井住友カード ゴールド(NL)は、カード番号の記載がありません。
カードを落としたり盗まれたりしてもカード番号などの情報を他人に知られる心配がないため、セキュリティが非常に高いです。
自分でカード情報を確認する場合は、Vpassというアプリが必要です。
ちなみに確認方法は、Vpassアプリのトップページで下記の操作をします。
①クレジットカード選択
②カード番号をクリック
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円以上利用すると、翌年以降の年会費が永年無料になります。
俗にいう100万円修行ですね。
その年のみではなく翌年以降ずっと無料になるため、1度でも達成すれば年会費無料のゴールドカードの出来上がりです。
*100万円の計算は、カード取得月から1年になります。
100万円という数字だけ見ると難しそうですが、生活費をこのカードで払えば意外とクリアできます。
家賃や税金、公共料金をクレカで支払える人は、それだけでほとんどまかなえますね。
ただし、対象外の支払方法もたくさんあるため、下記のリンクで必ず確認してください。
代表的なものだと、年会費や交通系、楽天Edyなどへのチャージ、SBI証券の積み立て投資などは対象外です。
また、年会費無料は翌年以降ですので、100万円達成の年は年会費5,500円がかかります。
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円以上利用すると、特典で10,000ポイントがもらえます。
もちろん100万円利用した時の基本還元0.5%の5,000ポイントももらえますので合計15,000ポイントです。
つまり100万円利用時点でポイント還元率が実質1.5%と高還元になります。
ただし、注意する点があり、100万円より多く利用すればするほど還元率は下がっていきます。
例えば、年間200万円利用しても、特典は100万円時点の10,000ポイントのみなので
15,000ポイント / 200万円利用 = 0.75% 還元 となってしまいます。
100万円利用したら、その先は別のクレジットカードを使用するようにしましょう。
三井住友カード ゴールド(NL)は、即時発行で申し込みをすると、最短30秒で使用することが可能です。
通常クレジットカードは、申し込み⇒約1週間後にカード郵送⇒使用可能 という流れですが、即時発行で申し込みをすると申し込み⇒Vpassアプリでカード番号確認⇒使用可能 という流れになります。
これにより、即時発行はカード郵送を待つ必要がないため、申し込んでからすぐに使用することができます。
もちろんカードは後日郵送されますので安心してください。
三井住友カード ゴールド(NL)は、SBI証券のクレカ積み立てに利用すると1.0%のポイント還元があります。
クレカ積み立ては、月に5万円まで積み立てできますが、その場合は月に500ポイント、年間6000ポイント受け取ることができます。
ただし、年会費無料の100万円利用の対象外となりますのでご注意ください。
デメリット
三井住友カード ゴールド(NL)は、残念ながら基本還元率がノーマルカードと同じ0.5%です。
対象のコンビニなどで利用した時のポイントも変わらないため、年100万円利用で年会費無料にできない人はノーマルカードの方がいいでしょう。
三井住友カード ゴールド(NL)は、カードにカード番号がなくセキュリティが高いです
しかしその反面、自分で確認するときにはVpassアプリを開く必要があります。
慣れればそこまで時間はかかりませんが、面倒だと感じる人も多いです。
三井住友カード ゴールド(NL)は、国内外ともに旅行保険が最高2,000万円しかついていません。
そのうち自動付帯は300万円です。
つまり旅行代金をこのカードで支払えば2,000万円、支払いを別のもので行った場合は300万円しか適応されません。
例えば、ナンバーレスでない普通の”三井住友カード ゴールド“は、国内外の旅行保険が最高5,000万円(自動付帯1,000万円)です。
空港ラウンジ優待や、ゴールドデスク対応はついていますが、旅行によく行かれる方は、ご注意ください。
5. カードブランドについて
三井住友カード ゴールド(NL)は、カードブランドがVisaとMastercardの2種類あります。
私はMastercardをおすすめします。
理由は、年会費無料のための100万円利用にプリペイドが利用しやすいからです。
例えば、au Payは、Visaのカードではチャージできませんが、Mastercardならチャージできます。
このチャージ分はちゃんと100万円利用の対象となりますので、使用用途がかなり人がります。
6. Vポイントって何に使えるの?
Vポイントの主な使い道は主に7点あります。
- Vポイントアプリで店頭やネットショッピングの支払いに使用 ”1ポイント=1円”
- キャッシュバックでクレジットカードの支払いに使用 ”1ポイント=1円”
- SBI証券の「Vポイント投資」で投資信託を購入
- Amazonギフト券やGoogle Play ギフトコードなどのギフトカードへ交換 ”1ポイント=0.8円”
- マイレージに移行
Vポイントは、Vポイントアプリにチャージし、Apple PayかGoogle PayでVISAとして支払いに使用することができます。
1ポイント=1円で、VISA加盟店ならネットショッピングでも利用可能です。
Vポイントは、1ポイント=1円としてカードの支払金額に充てる「キャッシュバック」に使用することができます。
交換したポイントがお支払金額を超えた場合は、翌月に繰り越されます。(有効期限は3か月です)
Vポイントは、SBI証券で投資信託の購入に1ポイント=1円で利用できます。
ただし、SBI証券のVポイントサービスに登録する必要があります。
投資信託で保有していれば、数年後には1ポイント1円以上の価値になっている可能性もあります。
Vポイントは、Amazonギフト券やGoogle Playカードなどのギフトカードに交換ができます。
ただし、レートは1ポイント=0.8円となりますので、私はあまりおすすめしていません。
また、交換は500単位です。
Vポイントは、マイレージに移行することもできます。
レートは1ポイント=0.5マイルになります。また、交換は500ポイント単位です。
旅行が好きな人は交換してもいいかもしれません。
7. カードデザインは2種類
三井住友カード ゴールド(NL)のカードデザインは下記の2種類です。
ノーマルと異なり、オーロラはありませんので気を付けてください。
ちなみに私は見た目もゴールドカードっぽい”通常”を選びました。
三井住友カードHPより引用
8. 申し込みの流れ
三井住友カード ゴールド(NL)の申し込みは、即時発行と通常発行があります。
三井住友カード ゴールド(NL)は、最短30秒で即時発行をすることができます。
- 「即時発行」ボタンからお申し込み
- 審査 (30秒~1分)
- 認証完了
- Vpassアプリをダウンロードし、カード番号確認
- 約1週間で、自宅にカードお届け
通常は、カードが自宅に届くまで使用できません。
しかし、即時発行ではVpassアプリで番号を確認できるため、認証完了後にすぐ使用することができます。
通常発行は以下の通りです。
- 「通常発行」ボタンからお申し込み
- 入会審査・カード発行
- 約1週間ほどで、自宅にカードがお届け
- Vpassアプリをダウンロードし、登録
- Vpassアプリ内で、カード番号を確認
通常発行は、他のカードと特に変わりはありません。
ただし、ナンバーレスなのでVpassアプリを使用しないとカード番号の確認ができない点は注意です。
9. 三井住友カード(NL) との違い
三井住友カード(NL) |
三井住友カード ゴールド(NL) |
|
カードタイプ | ナンバーレス | ナンバーレス |
基本還元率 | 0.5% | 1.0% |
年会費 | 無料 | 5,500円/年 *年100万円利用で翌年以降永年無料 |
対象年齢 | 18歳以上 | 20歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard | VISA、Mastercard |
たまるポイント | Vポイント | Vポイント |
対象店舗での還元率 | 最大7% | 最大7% |
特典 | なし | 年間100万円以上利用で10,000ポイント獲得 |
旅行保険 | 海外旅行:最高2,000万円 | 国内外:最高2,000万円 |
利用限度額 | 最高100万円 | 最高200万円 |
SBI証券クレカ積み立て | 0.5%還元 | 1.0%還元 |
通常の三井住友カード(NL)は、年会費が無料ですが、年間100万円以上の利用で10,000ポイントもらえる特典がありません。
1度でも1年間で100万円利用できる人は三井住友カード ゴールド(NL)、それが厳しく7%還元対象のコンビニなどをよく利用する方は通常の三井住友カード(NL)がよいです。
年会費が無料になれば単純にゴールドカードがノーマルの上位互換になります。
ただし翌年以降なので、1年目は5,500円の年会費を支払う必要があります。
また、ゴールドカードは特典により、還元率を0.5%⇒1.5%にすることができます。
10. 通常の三井住友カード ゴールドとの違い
三井住友カード ゴールド(NL) | 三井住友カード ゴールド | |
ナンバーレス | 〇 | × |
基本還元率 | 0.5% | 0.5% |
対象店舗の還元率 | 最大7.0% | 最大7.0% |
年会費 | 5,500円/年 *条件付きで翌年以降永年無料 | 2年目以降:11,000円 |
国際ブランド | Visa / Mastercard | Visa / Mastercard |
特典 | 100万円利用で10,000ポイント付与 | 年間50万円利用ごとに2,500ポイント付与 |
国内外旅行保険 | 2,000万円 | 5,000万円 |
大きな違いは、年会費と特典、国内外旅行保険の3点です。
基本的には“三井住友カード ゴールド(NL)”をおすすめしますが、旅行保険が手堅いほうがいいという方は通常の”三井住友カード ゴールド”がいいでしょう。
9. Oliveについて
Oliveとは、2023年3月からサービス提供された三井住友フィナンシャルグループの新サービスです。
ひとつのアカウントで、銀行やクレジットカード、SBI証券などにアクセスすることができます。
また、Oliveフレキシブルペイというカードがあり、「デビットモード」と「クレジットモード」、Vポイントで支払う「ポイントモード」、「キャッシュカード機能」と4つ集約されております。
私もですが、基本的には三井住友カード(NL)とOliveフレキシブルペイの2枚持ちになります。
Oliveについては、後日またまとめます。
まとめ
三井住友カード ゴールド(NL)は、1度でも年間100万円利用できる方には第一におすすめします。
年会費無料のゴールドカードということで、他にはない利点があります。
ただし、基本還元率が通常の三井住友カード(NL)と同じ0.5%なので、年会費無料にできない方にはおすすめできません。
その場合は、三井住友カード(NL)の方がお得ですので、そちらもご覧ください。