年会費無料の楽天カードを使用していて、「楽天プレミアムカードのに変えた方がいいのかな・・・でも年会費11,000円のもとをとれるのかな・・・」と悩んでいませんか?
実は、楽天市場で主に買い物している方や旅行が好きな方はすぐに年会費のものをとれるかもしれません。
なぜなら、楽天プレミアムカードは一般の楽天カードに比べてサービスが圧倒的に優れているからです。
私は10年以上楽天カードを使用していて、2023年に楽天プレミアムカードへ切り替えを行いました。
実際に使用してみて、もっと早く変えていればよかったと思っています。
この記事では、その損益分岐点の詳細や低くするコツを説明いたします。
この記事を読めば、楽天カードからプレミアムカードへ切り替えを行うべきかどうか判断することができるでしょう。
結論としては、基本的に楽天市場で年間37万円以上買い物をする方 、空港ラウンジを使用する方はプレミアムカードのほうがお得になります。
目次
1. 楽天プレミアムカードはどういう人におすすめ?
楽天カードから楽天プレミアムカードへの切り替えは、下記の方に特におすすめです。
- 楽天市場で年間37万円以上買い物をする方 *購入タイミングによって多少前後あり
- 海外旅行などによく行き、プライオリティ・パスを利用できる方
2. 楽天プレミアムカードの特徴
楽天プレミアムカード
楽天市場でのお得度がアップ!!プライオリティ・パスも無料発行!!
楽天市場での買い物還元率が、通常の楽天カード+2%。
約6万円の発行手数料がかかるプライオリティ・パスが無料で発行できる。
基本還元率 | 1.0% |
年会費 | 11,000円 |
対象年齢 | 20歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB、AMEX |
たまるポイント | 楽天ポイント |
楽天市場での特典 | SPU +4% |
特典 | プライオリティ・パス無料発行 |
旅行保険 | 海外:最高5,000万円(自動付帯4,000万円) 国内:最高5,000万円(全額自動付帯) |
利用限度額 | 最高300万円 |
楽天証券クレカ積み立て | 1.0%還元 |
3. 楽天プレミアムカードのメリットとデメリット
メリット
楽天プレミアムカードは、楽天市場の利用時に通常の楽天カードのポイント還元分に加えて、さらに+2%の還元を受けることができます。
- 基本還元率 1%
- 楽天カード利用 +2%
- 楽天プレミアムカード利用 +2%
楽天市場でただ買い物をするだけで、合計5%のポイント還元を受けられます。
楽天プレミアムカードは「お誕生月サービス」があり、誕生月に楽天市場で買い物をすると、+1%ポイント還元を受けることができます。
上記のプレミアムカード分を含めると、誕生月のみですが、合計6%のポイント還元を受けられます。
楽天プレミアムカードには独自にお優待サービスがあり、下記3つのコースから1つを選ぶことができます。
- 楽天市場コース : 毎週火・木曜日に楽天市場で買い物するとポイント還元+1%
- トラベルコース : 楽天トラベルでオンライン決済するとポイント還元+1%
- エンタメコース : Rakuten TV、楽天ブックスでのカード利用でポイント還元+1%
基本的に、旅行によく行く方は”トラベルコース”、それ以外の方は”楽天市場コース”がいいです。
エンタメコースもポイントもらえる方はいらっしゃいますが、プレミアムカードを持つほど楽天市場で買い物する方は基本的に楽天市場コースのほうがお得になる場合が多いです。
楽天プレミアムカードは、利用限度額が最大300万円です。
実際の限度額は審査状況によって変わりますが、通常の楽天カードが最大100万円ですので200万円も高くなります。
大きな額のカード利用をする方は、検討してみてはいかがでしょうか。
楽天プレミアムカードの会員は、プライオリティ・パスを無料で発行することができます。
これは世界中の1,300カ所以上のVIP空港ラウンジを無制限で利用できるパスで、同じものを購入しようとすると約6万円かかります。
これが年会費11,000円払えば無料で発行できるわけですから、旅行好きで空港ラウンジを利用する方にとっては、これだけでも楽天プレミアムカードがお得となります。
楽天プレミアムカードは、国内外の旅行損害保険が自動的に付いてきます。
- 国内旅行の保険金額 : 最高4,000万円 + 旅行代金に利用で最高1,000万円 (通常の楽天カードはなし)
- 海外旅行の保険金額 : 最高5,000万円 (通常の楽天カードは旅行代金に利用で最高2,000万円)
プレミアムカードは持ってるだけで国内外ともに上記の金額が適用されるのでうれしい特典です。
楽天プレミアムカードで楽天証券のクレカ積み立てを行うと、1.0%の還元を受けることができます。
通常の楽天カードが0.5%還元ですので、月に最大の5万円を積み立てた場合、月に250円、1年で3000円分通常の楽天カードより多くのポイントをもらえます。
デメリット
これが楽天プレミアムカード最大のデメリットです。
いくらメリットが多くてもこの11,000円のもとをとれないのであれば通常の楽天カードにしましょう。
ただし、上記のメリットを利用することで、結果的にお得になる人も多いです。
楽天プレミアムカードになっても基本還元率は普通の楽天カードと変わりません。
よってあまり楽天市場で買い物をせず、旅行にもいかない人にとっては年会費11,000円払い損になってしまいます。
4. 楽天カードとの損益分岐点
メリットで説明している通り、楽天市場での楽天プレミアムカードのポイント還元率は+2%です。
この2%だけで、年会費の11,000円を取り戻そうとすると、年間55万円の利用が必要になります。
誕生日月に楽天プレミアムカードを利用して楽天市場で買い物をした場合、上記の2%と合わせて合計3%お得になります。
この3%で、年会費の11,000円を取り戻そうとすると、年間約37万円の利用が必要になります。
なるべく誕生月のお買い物マラソン中、5と0のつく日に利用したいですね。
選べる優待サービスで楽天市場コースを選択した場合は、火曜と木曜の買い物にさらに1%還元率が加わります。
上記のプレミアムカードと誕生月と合わせて計4%の還元となりますので、年会費の11,000円を取り戻すのに27万5千円の利用が必要になります。
しかし誕生月の火曜と木曜にそこまで一気に買い物する人は少ないでしょうから、誕生月とは別に考えて、3%お得だから年間約37万利用が必要と思っておいた方がいいと思います。
楽天証券で楽天プレミアムカードを利用してクレカ積み立てすることで通常の楽天カードより0.5%お得になります。
月5万円のクレカ積み立てを行っている場合、誕生日月か楽天市場コースどちらかを満たした3%と合わせると3.5%の還元となりますので、年会費の11,000円を取り戻すのに約31万~32万円の利用が必要です。
プライオリティ・パスはそもそも通常発行するのに約6万円かかります。
それを楽天プレミアムカードを持っているだけで無料で発行できるわけですから、空港のVIPラウンジを利用すればそれだけで年会費11,000円の元は取ったようなものです。
5. 結論:プレミアムカードへ切り替えた方がお得な人
楽天プレミアムカードの損益分岐点は、基本的に楽天市場での使用金額が約37万円 (還元率+3%分)以上を見ておいた方がいいと思います。
もちろん理想的なのは、誕生日月の火曜か木曜に購入して還元率+4%とすることですが、そもそも楽天市場での買い物は
- お買い物マラソン中
- 5と0のつく日
この辺りで行うことが前提になります。楽天イーグルスやヴィッセル神戸が勝った翌日ならさらに良いです。
誕生日月のお買い物マラソン中に5と0のつく日が火曜か木曜日になっていること自体がかなりのレアケースです。
なので、もっと低くなる可能性はありますが、楽天プレミアムカードの損益分岐点は、基本的に約37万円 (還元率+3%分)を見ておいた方がいいと私は考えます。
6. 楽天プレミアムカードへの申し込み方法
まだ楽天カードを持っていない方、楽天カードをすでに持っているけど別に楽天プレミアムカードを作成したい方は、新規入会になります。
現在、新規入会と利用で5,000ポイントもらえるので、1年目のみ損益分岐点が約20万円になります。
通常の楽天カードを楽天プレミアムカードに変えたい場合は、切り替えになります。
こちらは切り替えすると3000ポイントがもらえますので、1年目のみ損益分岐点が約30万円になります。
エントリーが必要ですので、忘れないようにしてください。
まとめ
楽天プレミアムカードは、楽天市場での使用金額が約37万円 (還元率+3%分)以上使用する方、プライオリティ・パスを発行して空港のVIPラウンジを使用する方は切り替えた方がお得になります。
この条件を満たせない方は、通常の楽天カードを使用することをお勧めいたします。
通常の楽天カードも十分お得に利用できます。
クレジットカードは用途別に複数枚持つ方も珍しくありません。
他の紹介記事もありますので興味がありましたら読んでみてください。