クレジットカードを持ちたいけど、どのクレジットカードを選んだらいいの?
使いすぎたり、悪用されるのがこわい、と迷っていませんか?
実は、クレジットカードは使うだけで現金で買い物するよりも基本お得になります。
使い過ぎや悪用にも対策をとることができます。
私は18歳で高校を卒業してからすぐにクレジットカードを利用し始め、もう10年以上15種類以上のクレジットカードを試してきました。
この記事では、”なぜクレジットカードを持った方がいいか”をはじめ、メリットとデメリットを説明します。
デメリットでは、使い過ぎや悪用の対策についても説明し、最後に初心者におススメのクレジットカードを教えます。
この記事を読めば、あなたがクレジットカードを持つとどのような利点があるかや、心配事を解決することができるでしょう。
結論としては、クレジットカードを持てば、日々の買い物がポイント還元でお得になり、信用もたまるため、ローンなどで審査が有利になったりします。
初心者には、”楽天カード”か”三井住友カード(NL)”、”JCB CARD”、”リクルートカード” のどれかがおすすめです。
1. クレジットカードはどういう人におすすめ?
クレジットカードは、下記の方におすすめです。
- インターネットショッピングなど、ECサイトを利用する際
- ポイント還元などで、少しでもお得に買い物したい方
- 海外でよく買い物をする方
- 小銭を持ち歩きたくない方
2. クレジットカードのメリットとデメリット
メリット
クレジットカードがあれば現金がなくてもキャッシュレスで支払いができます。
個人的には、小銭を持ち歩かなくても良いことが大きいですね!!
財布がお札だけで軽いし、お釣りをもらう手間もはぶけます。
クレジットカードを利用すると0.5%や1.0%など、それぞれのカードに応じた倍率でポイントが自動でたまります。
現金では何も還元されないため、クレジットカードの方がお得に買い物できます。
カードによっては、10%以上の還元がある場合もあるので、おすすめです。
クレジットカードを使用すると、ご利用代金明細書に利用日や金額が記載されるので、どのくらいお金を使ったかがすぐにわかります。
私は明細をみて、使い過ぎなどを意識できたため、節約を考えることができました。
また、マネーフォワードMEなど、銀行口座とクレジットカードをまとめて管理できる家計簿アプリもあるため、楽に管理が可能です。
クレジットカードを保有していると、付帯する保険サービスを受けることができます。
●旅行傷害保険
旅行傷害保険は、旅行先で事故にあったり体調を崩して病院に行ったなど、急なトラブルによる費用を補償してくれるものです。
付帯には自動付帯と利用付帯の2種類があります。
- 自動付帯:クレジットカードを持っていれば、利用できる付帯サービス
- 利用付帯:そのクレジットカードで、旅行などの決済をしないと利用できない付帯サービス
●お買い物安心保険
クレジットカードで購入した商品が期間内の事故による損失があった場合に、損害を補償してくれる保険が付帯しています。
カードの種類によって条件が異なるので、確認しておきましょう。
海外で買い物するときに、クレジットカードを利用すれば、外貨へ両替する必要がありません。
また、海外にてクレジットカードで買い物した場合も、支払いに両替手数料はかかりますが、自分で外貨に両替するよりも手数料が安いです。
クレジットカードを利用すると、クレジットヒストリーという、カードやローンの利用状況に関する信用情報が記録されます。
クレジットカードは、通常、買い物時にお金を借りて購入し、月末などの支払日に返すという金利のない簡易的な借金のようなシステムです。
(キャッシングやリボ払いは金利が発生します)
しっかりと支払いを済ませていれば、この人は借りたお金をちゃんと返してくれるという情報が記録され、新規のカード発行やローン審査に有利になります。
逆に支払期限を過ぎたりすると、悪い情報が記録されるため注意しましょう。
デメリット
クレジットカードは、使用時にお金を使っている感覚が現金に比べて薄いため、ついつい使いすぎてしまう場合があります。
私もゲームへの課金で月に数万円をつかってしまい、明細をみてびっくりしていた時代があります・・・。
使いすぎても支払えなかった場合は、クレジットヒストリーに傷がついてしまいます。
心配な方は、使い過ぎ防止サービスなどで、あらかじめ利用金額を設定しておきましょう。
詐欺などの悪質なサイトから情報が流出してクレジットカードが不正に利用されてしまう可能性があります。
特に、よくメールで有名なサイトをよそおい「〇〇の一部サービスが利用できなくなります」「〇〇が不正利用されています」というフィッシング詐欺のメールに注意です。
こういった心当たりのないメールが来たら、送信元のメールアドレスが本当にその会社から来ているかや、クレジットカードなどの情報は絶対に入力しないでください!!
私も1回だけ、クレジットカードの情報を途中までですが、入力してしまったことがあります。
ふと不審に思って中断し、念のためカードを停止、再発行しましたが怖いですよね。
クレジットカードには、キャッシングやリボ払いといったシステムがあります。
- キャッシング:急に資金が必要になったときに、ATMなどからクレジットカードで現金を借りられるもの
- リボ払い:月の支払いが通常より多くなった時などに分割で支払うことができるもの
どちらも便利に見えますが、金利が年利15%~18%とかなり高く設定されているため、なるべく使用しないようにしましょう。
特にリボ払いは、毎月返しているのに全然返済額が減らない!!という方も少なくありません。
私はリボ払いなどは使用せず、必ず一括で全額支払いするようにしています。
3. 初心者におすすめのクレジットカード
初めてクレジットカードを持つ場合は、年会費無料の基本還元率の高いカードをおすすめします。
しばらく利用して、ポイント還元や特典などの仕組みがわかってから、年会費有料のカードに切り替えなど、レベルをあげていきましょう。
Ⅰ) 楽天カード
最近、改悪で騒がれている楽天カードですが、ポイント還元率ではまだまだ現役です。
楽天市場で利用すれば、SPUやお買い物マラソンで合計15%くらいのポイント還元は安定して受けられます。
楽天カード |
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カードタイプ | 通常 |
基本還元率 | 1.0% |
年会費 | 無料 |
対象年齢 | 18歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB、AMEX |
たまるポイント | 楽天ポイント |
楽天市場での特典 | SPU +2% |
特典 | なし |
旅行保険 | 最高2,000万円 (海外のみ) |
利用限度額 | 最高100万円 |
楽天証券クレカ積み立て | 0.5%還元 |
楽天カードがおすすめの方
- 楽天市場で買い物をする方
- 楽天ペイや楽天Edyを利用している方
- 楽天証券で投資信託をする方
【23年11月から楽天カードでのポイント付与ルール変更について】
23年11月から楽天カードでのポイント付与ルールが変更になります。
これまでは、月の合計金額の1%が還元されていましたが、23年11月からは1回の会計ごとに1%還元に変更されます。
つまり、1つ1980円のものを10ショップにわけて買った場合、
・今までは、合計19800円なので198ポイント
・23年11月からは、1ショップ1980円買い物で19ポイント、10ショップで計190ポイント
と減ってしまいます。
お買い物マラソンなどをよく使う人にとっては、買い物回数が多いため、かなり大きい改定ですね・・・。
ⅱ) 三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、セブン-イレブンなどのコンビニやマクドナルド等で最大7%還元を受けられます。
また、ナンバーレスのため、落としたりしてもカード情報を見られないため、セキュリティが強いです。
慣れてきて、1度でも年100万円つかえるかな、と予定がたてたら三井住友カード ゴールド(NL)への変更もありです。
1度でも年100万円利用すれば翌年以降、年会費が永年無料になります。
三井住友カード(NL) |
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カードタイプ | ナンバーレス |
基本還元率 | 0.5% |
年会費 | 無料 |
対象年齢 | 18歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
たまるポイント | Vポイント |
対象店舗での還元率 | 最大7% |
特典 | なし |
旅行保険 | 海外旅行:最高2,000万円 |
利用限度額 | 最高100万円 |
SBI証券クレカ積み立て | 0.5%還元 |
三井住友カード(NL)がおすすめの方
- セブン-イレブンなど7%還元対象のお店で買い物をする方
- カード番号を他人に見られたくない方
- 緊急でカードを使用する必要がある方 *申し込みから最短30秒で利用可能に
ⅲ) JCB CARD W / JCB CARD W Plus L
JCB CARD Wは、基本還元率が1.0%、Amazonで2.0%やスターバックスで10%など様々なお得な特典があります。
ただしポイントの交換先によってレートが違うため、基本的にnanacoポイントかJCBプレモカードへのチャージをお勧めします。
JCB CARD W / JCB CARD W Plus L |
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カードタイプ | 通常、ナンバーレス |
基本還元率 | 1.0% *交換先による |
年会費 | 無料 |
対象年齢 | 18歳~39歳 |
国際ブランド | JCB |
たまるポイント | Oki Dokiポイント |
交換可能ポイント | nanacoポイント、JALマイルなど |
旅行保険 | 最高2,000万円 (海外のみ、全額利用付帯) |
利用限度額 | 最高100万円 |
JCB CARD W / JCB CARD W Plus Lがおすすめの方
- 年会費無料でクレジットカードを使用したい方
- Amazonでよく買い物する方
- セブン-イレブンやスターバックスなどの特約店で買い物をする方
- ナンバーレスのカードを使いたい方
ⅳ) リクルートカード
リクルートカードは、いつでもどこでも還元率1.2%のポイント還元が特徴です。
公共料金やショッピング、タッチ決済などほとんど1.2%なので、使い分けなどが必要ありません。
また、じゃらんやHOT PEPPERグルメなどのリクルートのサービスでは、還元率3.2%以上になります。
リクルートカード |
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カードタイプ | 通常 |
基本還元率 | 1.2% |
年会費 | 無料 |
対象年齢 | 18歳以上 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
たまるポイント | リクルートポイント |
交換可能ポイント | Pontaポイント、dポイント |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円 (全額利用付帯) 国内:最高1,000万円 (全額利用付帯) |
利用限度額 | 最高100万円 |
リクルートカードがおすすめの方
- 年会費無料でクレジットカードを使用したい方
- クレジットカードの使い分けが面倒だと感じる方
- じゃらんやHOT PEPPERグルメなど、リクルートのサービスをよく利用する方
まとめ
クレジットカードは、ポイント還元がある分、現金よりもお得に買い物することができます。
まだクレカを持ったことがない方には下記の4種のどれかをおすすめします。
- 楽天カードは、楽天市場でよく買い物する方
- 三井住友カード(NL)は、セブン-イレブンなどの特約店でよく買い物する方、急遽カードが必要となった方
- JCB CARD Wは、Amazonやスターバックスでよく買い物をする方
- リクルートカードは、クレジットカードの使い分けがめんどうだと感じている方
どれも年会費無料ですので、まずはここからクレジットカードに慣れてから、年会費有料のカードなど、自分にとって本当にお得なカードを選んでいただければと思います。
いろいろなカードについて、記事を書いているため、よかったらそちらも参考にどうぞ。